
実施報告③-山猫の「位置」を工夫してみました!
ご覧いただきありがとうございます!
山猫プロジェクトの担当の古川です!ぜひ最後までお付き合いください!
「山猫プロジェクト」とは?
山猫とは一言で表すと「電動小型木材運搬機」です
今まで大型重機で運び出すしかなかった木を「一人で、簡単に、そして楽しく」運べたら面白そうという想いから生まれた新しい機械です。いずれは、普段は全く別の仕事をしている人でも副業として林業に関われる、そんなワクワクする未来を思い描いています!
山猫開発のきっかけを詳しく知りたい方は、初回記事をぜひご覧ください。
相変わらず花巻は雪です⛄
雪が降る日が多くなってきました。防寒着やスノーシューズの準備が急がれます🥶
山猫の”位置”を工夫してみました!
山猫の作業中、一番キツイのが木を台に載せるときです。60kg前後ある木を持ち上げ、台まで引っ張るのはなかなか骨が折れます。
そこで思いついたのが、木を引きずらずに「角度を変える」ことで載せる方法です。
①まずは、山猫を気の真横にピタッとつけます。この時木の先端が山猫の胴体半分くらいまで重なるようにします。また、山猫の台は角度が変えられるので、木に対して45度くらい傾けておくとさらに載せやすいです。
②木を腰の高さまで持ち上げ、角度を変えるだけで楽に載せることができました。
道具の使い方のコツをつかむことで、腕の力に自信がない方やお子さんでも「木を運ぶ」を楽しめるようになると確信しました!
天敵出現??
雪の中でも、泥の上でも元気に進んでくれる山猫ですが、実は天敵がいます。それは地面から生えている10cmの小さな枝です。ギリギリ山猫のお腹に引っかかってしまい、大きな枝と違って遠くからは見つけづらいです。
そこで今回は、持ち運びにも便利な小さなナタで除去を試みてみます!
…気になる結果ですが、残念ながら枝を切ることはできませんでした、、、涙 世の中そんなに甘くないです笑
ただ細めであれば、丸太に残っている枝を払うことはできたので、これからは別の用途で活躍してもらおうと思います!
今回見えたレベルアップポイント
①少しの工夫が「楽」になる
単に「辛さ」に慣れてしまうのではなく、今回の山猫の位置のように道具の使い方を研究して、より楽な山猫の使い方を模索していきます!
②天敵"小枝"とのたたかい
今回は、安くて持ち運びに便利な小さいナタで挑戦してみましたが、代わりノコギリを使ってみたり、山猫自体あのお腹を高くするなどまだまだ色んなアプローチができそうです!
ご感想・ご意見などあればぜひ下のメールアドレスまで送ってください!また、現在1.5m程度の短めの原木の使い道を模索しています。もし何か良いアイデアをご存知の方は、お知らせいただけますと幸いです!
最後までお読みいただきありがとうございました!
株式会社小友木材店 山猫プロジェクト担当 古川 明洋
メール:yamaneko@otomoku.co.jp 電話番号:0198-23-4331
今後のブログ(予定)
- 山猫実践レポート④
- 秘密道具-トビ-
- ガチプロじゃない「マイクロ林業家」を生み出したい