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「森林とくらしを考える講演とシンポジウム」でパネリストしてきました!

さぁ、今月は怒涛の更新ラッシュになるはずです!
ネタは沢山ありますので、後は投稿者のやる気次第・・・

さて、今回は昨日(2015年4月18日)に岩手県花巻市花城町にある「まなび学園」で開催されました「第3回森林とくらしを考える講演とシンポジウム」のお話です。



林業界では超有名人の岩手大学農学部の岡田秀二教授を中心に開催されている会で、前回の第2回では聴衆として参加していた私が木材店代表として登壇するとは。。。
ITの講演、セミナーと違って、林業家としてはひよっこの私に務まるか、ちょっと心配でした。



しかも、会場は大盛況で、83名の市民の方々がいらっしゃいました。

岡田教授の講演の内容としては「花巻は森林環境都市を目指すべき」という内容。

森林環境都市とは
「地球がここまで発展した一番大事な活動である『循環』に焦点を当てた都市」
というものを目指す、実行するというものです。

具体的な主張としては以下の通り、

循環活動は大・中・小、それぞれの視点で見た時に現在危機的な状況にある
 例:化石燃料を中心とした建造物やモノは循環しない=タダのゴミとして存在している

・そんな中、地球危機、経済社会危機、人間危機を救うのは森林である

大循環=地球規模の大気・水循環 → 温暖化による地球崩壊の危機 → 救うのは森林

中位循環=生産力過剰と偏在 → 石油由来のゴミの山、分解不可能であり有害 →
       生分解可能な植物由来・森林由来製品へ → 脱工業化、木質材料の利用拡大

小循環=省エネ、リサイクル、生命系志向 → 森林・木材素材

・この流れを作るためにも「市の公共建築物は今後木造化を推進するべき」
 特に、直近で建設する必要がある大迫中学校からやっていく必要がある

私としては若い世代(恐らく、参加者の中でTOP5%の若者でした)としての立場から、色々と意見を述べさせていただきました。
自社の利益のためだけではなく、将来の花巻市、日本、地球のためにも「循環可能な社会の構築」は重要な課題であり、そのためにこれからの経済の中心である20代・30代がこぞって「木を使いたい」となるようなPR、マーケティングをしていくことが私がやっていくべきことなんだな~と、改めて実感いたしました。

株式会社小友木材店
代表取締役 小友康広

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