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マルカン大食堂 運営存続PJ
2016/03/18

【お知らせ】花巻家守舎がマルカン百貨店の運営引き継ぎを本格検討開始

小友康広
メディア

小友木材店の内容ではありませんが、私が代表取締役を務めるもう1つの会社である花巻家守舎に関連するお知らせですので、この場を借りて報告させていただきます。

本日、花巻家守舎は「マルカン百貨店 運営引き継ぎ検討に関するお知らせ」をリリースさせていただきました。

【リリース文章】 下記リンクをクリックしてご覧ください。

マルカン百貨店 運営引き継ぎ検討に関するお知らせ.pdf(PDF形式 303KB)

 

簡単ではありますが、こちらの文章をリリースするに至った経緯、思いを記載します。

 

「マルカン百貨店 閉店」のニュースを聞きつけてから、私も1人の花巻市民として「自分に何かできることは無いか?」という思いでした。

私のマルカン百貨店(以下、マルカン)の一番最初の思い出は幼少期に「このソフトクリームを1人で全部食べたい!」と思っていたことまでさかのぼります。
その夢が実現したのが小学校低学年で、その時には「少し大人になった気分」でした。

小学校高学年~中学生の時は、お小遣いを握りしめ、当時あった5階のおもちゃ売り場、7階のゲームセンターに行き、その帰りに自分のお金で中華そばやソフトクリームを食べるのが自分に取って最大の贅沢でした。

高校生、大学、社会人となっても、必ず友人や近しい人と食堂を訪れ、東京や違う地方から来た人には「花巻の自慢できる場所」として、いつも連れて行ってました。
そして、自分の子どもや孫ともこの場所に一緒に行きたいと思っていました。

ニュースが発表された後、様々なメディア、SNS、対面での会話でマルカンの話題が出ることで「私と同じように、マルカンには本当に多くの人の思い出が詰まっている」ということを感じました。

「食堂だけ残して欲しい!」「食堂だけどこかに移転して営業しては?」様々な声があり、どれもその人なりにマルカンに対して深い愛があるからこその発言だと思っております。

しかし、私たちは「今のあの場所、あの建物、あの雰囲気だからこそ魅力的なマルカン食堂である」と感じております。

具体的には「窓から見える花巻の景色」「今どきの建物に無い天井の低さ」「沢山の柱、それに設置されている味わいのある照明機器」「テーブル、イス、箸が入っている器、ポット」など、いわゆる『誰もが懐かしさを覚える昭和の雰囲気』がマルカン食堂があれだけの方に愛されている理由なのではないでしょうか。

そんなマルカンを長年運営してきた方々が、断腸の思いで閉店を決断した背景には、並々ならぬ検討の末の結果であることも経営者として十分に理解しており、私たちの力ではどうすることも出来ないほど難しいことなのかも知れません。

しかしながら、「リノベーションまちづくり」という手法を何年も実践されている全国のプロ・諸先輩方のお力添えや、市民の皆様が持っている力・思いをまとめあげることで何とかすることも出来るのかもしれないと思っております。

2016年5月いっぱいの期間、私たちは
・どれくらい費用を抑えた投資で、これから10年、20年使い続けられる建物と設備にリニューアルできるか?
・どうやったら6階の食堂を可能な限りそのままの雰囲気で維持することができるか?
・どうやったら6階以外のフロアを魅力的で、入居者も喜んで入ってもらえるフロアにできるか?
・どうやったら10年、20年続く利益を出しながら継続的な運営ができるか?
を真剣に検討してまいりますが、花巻家守舎の力だけではどうしようもありません。

「食堂の運営に携わっていただける方」「食堂以外の階でビジネスを行って頂く方」「10年以上残すために必要最小限の投資になるように調査・施工いただける方」「引き継いだ後も変わらずにご愛顧いただけるお客様」などこれからのマルカンに関わる皆様のお力が必要です。

何卒ご支援頂けますようよろしくお願い致します。
また、志を同じくする方々は一緒にこのプロジェクトを進めてまいりませんか?

株式会社花巻家守舎
代表取締役 小友康広
お問い合わせ、連絡先: info@hanamakiyamori.com

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