HOME > メディア > 実施報告③-山猫の「位置」を工夫してみました!
木材
2022/12/10

実施報告③-山猫の「位置」を工夫してみました!

古川明洋
メディア

ご覧いただきありがとうございます! 
山猫プロジェクトの担当の古川です!ぜひ最後までお付き合いください!

 

 「山猫プロジェクト」とは?

山猫とは一言で表すと「電動小型木材運搬機」です

今まで大型重機で運び出すしかなかった木を「一人で簡単にそして楽しく」運べたら面白そうという想いから生まれた新しい機械です。いずれは、普段は全く別の仕事をしている人でも副業として林業に関われる、そんなワクワクする未来を思い描いています!

山猫開発のきっかけを詳しく知りたい方は、初回記事をぜひご覧ください。

1850B8A4-0B31-451C-9DA4-071A85E2A225.jpg

 

相変わらず花巻は雪です⛄

雪が降る日が多くなってきました。防寒着やスノーシューズの準備が急がれます🥶

雪会社1207.jpg

 

 

山猫の”位置”を工夫してみました!

山猫の作業中、一番キツイのが木を台に載せるときです。60kg前後ある木を持ち上げ、台まで引っ張るのはなかなか骨が折れます。

そこで思いついたのが、木を引きずらずに「角度を変える」ことで載せる方法です。

 

 

 ①まずは、山猫を気の真横にピタッとつけます。この時木の先端が山猫の胴体半分くらいまで重なるようにします。また、山猫の台は角度が変えられるので、木に対して45度くらい傾けておくとさらに載せやすいです。

山猫位置①.jpeg

 

②木を腰の高さまで持ち上げ、角度を変えるだけで楽に載せることができました。

山猫位置②.jpeg

 道具の使い方のコツをつかむことで、腕の力に自信がない方やお子さんでも「木を運ぶ」を楽しめるようになると確信しました!

 

天敵出現??

雪の中でも、泥の上でも元気に進んでくれる山猫ですが、実は天敵がいます。それは地面から生えている10cmの小さな枝です。ギリギリ山猫のお腹に引っかかってしまい、大きな枝と違って遠くからは見つけづらいです。

 

そこで今回は、持ち運びにも便利な小さなナタで除去を試みてみます!ナタ.jpeg

 

…気になる結果ですが、残念ながら枝を切ることはできませんでした、、、涙 世の中そんなに甘くないです笑

ただ細めであれば、丸太に残っている枝を払うことはできたので、これからは別の用途で活躍してもらおうと思います!

 

 

今回見えたレベルアップポイント

 ①少しの工夫が「楽」になる

単に「辛さ」に慣れてしまうのではなく、今回の山猫の位置のように道具の使い方を研究して、より楽な山猫の使い方を模索していきます!

 

②天敵"小枝"とのたたかい

今回は、安くて持ち運びに便利な小さいナタで挑戦してみましたが、代わりノコギリを使ってみたり、山猫自体あのお腹を高くするなどまだまだ色んなアプローチができそうです!

 

 

ご感想・ご意見などあればぜひ下のメールアドレスまで送ってください!また、現在1.5m程度の短めの原木の使い道を模索しています。もし何か良いアイデアをご存知の方は、お知らせいただけますと幸いです!

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

  

株式会社小友木材店 山猫プロジェクト担当 古川 明洋

メール:yamaneko@otomoku.co.jp   電話番号:0198-23-4331

 

 

 

今後のブログ(予定)

  • 山猫実践レポート④
  • 秘密道具-トビ-
  • ガチプロじゃない「マイクロ林業家」を生み出したい

 

Facebookで更新情報をチェック!

コメント