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木材
2015/09/06

受け継ぐ人、受け継がれる人

小友康広
メディア

すっかり更新が滞ってしまいました

さて、今回は山現場のお話

当社のメインの事業は「山主さんから購入させていただいた広葉樹を切って、丸太にして、それが欲しい所(主に製紙会社)に売る」ということをしております。

広葉樹は「枝が外に広がる」という特徴を持っているものが多く「真っ直ぐ上に伸びない」ので、針葉樹と比べると伐倒技術が難しいものです。
針葉樹の伐倒はどんどん機械化されていく中、広葉樹の伐倒は手作業(チェーンソー)中心なので、同じ林業でもどんどん携わる人が減っている現状です。

当社の仕事を対応頂いている伐倒作業班のメンバーも60歳以上の人しかいない状態になっておりますし、年齢を理由に引退される人も増えてきました。

そんな中、当社では2015年8月から新たに伐倒作業のための人材を雇用致しました!!
それが、上の写真右側のメンバーです。
50代前半と林業界では、まだまだ若手!(そう、若手なのです!!)

ちなみに、写真中央も2015年3月に入社した、当社のメンバーです。
彼は、山主さんからの購入交渉、各現場の工程管理などを担ってくれております。

そして、その新メンバーに技を受け継いでいただけるのが写真左側のベテラン職人さん!!
「山仕事は、その現場の地形、倒す木の形、風や天気によって毎回対応が違うもんなんだよ」と優しい語り口(岩手県遠野地方の方言で)で我々に色々なことを教えてくれます。

この日も、風を利用して木を倒す方向を見事にコントロールしてました(゜゜)

他にも、下の写真、現場の中に沢が思ったより深かったので、伐倒した丸太を橋にして行き来できるようにしたり、ブルのウィンチで沢の向こう側の木を引き付けて対応するなど、ベテランの技が光ります。

 丸太で作った橋1

丸太で作った橋2

今年で110周年の当社の林業事業。
このような技の継承が何世代にも渡って行われてきたことで、今の我々があります。
我々も次の世代に引き継いでいきたい光景がそこにはありました。

※小友木材店は岩手県遠野市〜釜石市の現場で伐倒作業を行っていただける人材を募集しております!
 お問い合わせはお気軽にコチラからどうぞ。

株式会社小友木材店
代表取締役 小友康広

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