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不動産
2015/02/08

小友木材店がやっていること その2(東京の学生マンション Part.1)

小友康広
メディア

お久しぶりです。
すっかり、更新が滞ってしまい、一部のマニアからは「最近更新されてませんね~」「まだですか~」と急かされておりました(笑)

さて、今日は当社が保有している東京の学生マンションについてお知らせします。

「えっ?岩手県花巻市の会社でしょ?なんで東京の学生マンション??」と思われる方、多数いらっしゃると思います。

ところが、ちゃんとした理由があるのです!
それでは、昔話のはじまりはじまり~

 



時は、第二次世界大戦終戦直後、当社2代目の小友善蔵は「これから日本は戦後復旧で全国各地に鉄道の整備が進む」ということを予見し、枕木(鉄道の下に敷く木材)の生産を強化。
その考えが当たり、善蔵は「全国枕木協会会長」という栄誉ある職を務めていた。

職務上、当時の国土交通省や国鉄(今のJR)のTOPクラスの方と会談・会食の機会が数多くあったが、そこではよく「小友さんは何大学卒業ですか?」と聞かれることがあった。

ところが、善蔵の最終学歴は中学校卒業、、、
少なからず劣等感を抱く。

この経験から善蔵は「自分の子供達(善蔵には3人の娘と1人の息子があり、その1人息子が後の3代目康正)には、必ず全員東京の大学に行かせる!」と決意。

そんな時、現在の文京区茗荷谷駅付近(当時は、馬車が走り、茗荷の畑だらけの町だったそうな)で旅館を営んでいる老夫婦が「そろそろ年だし、旅館を止めようか。。。」と悩んでいた。
これをチャンスと善蔵は「私が旅館を買い取り、この建物にウチの子供達を住まわせ学校に行かせるから、お二人で面倒を見てくれないか?」という提案を持ちかけ、見事商談成立。

こうして、学生マンションなどといった気の利いた設備が無い戦後直後にも関わらず、善蔵の4人の子供達は、この旅館跡地を仮住まいとし、全員東京の大学(1人は高校から)に通うことが出来たそうな。

次回に続く…

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